2012年6月22日金曜日

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 by Anne-Sophie Mutter

とあるコンサートでこの曲を生で聴いてとても感激したのでこの録音を聞いてみた。クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルとムターの演奏。

ところが、これはぼくが生で聞いたのとは全く違う演奏。なんというか、あまりに情熱的で、ブラームスというよりムターの曲になっている。ぼくには、この曲の持つ繊細さが台無しになっていると思われたが、好きな人もいるだろう。

ただ、今では、こういう、演奏家の個性を全面に出した演奏はやらないと思う。ここ10年ほどのあいだにクラシック界が変化したということだ。

しかし、この演奏は参照されることが多く、次のページではこの演奏をもとにこの曲が解説されていて、一読の価値がある。

http://www.kellydeanhansen.com/opus77.html

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