2012年6月23日土曜日

ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 『恋人』 by English Concert

ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『恋人』をはじめ、さまざまな協奏曲が納められた録音。演奏はピノック&イングリッシュ・コンサート。

彼らの録音は『四季』以外ほとんど知られていなかった大作曲家、ヴィヴァルディの真価を世に知らしめたものとして名高い。

RV271の『恋人』は夏の恋の喜びと平和を歌った曲で、『四季』と同じ頃に書かれた。ヴァイオリンのSimon Standageの演奏もすばらししく。録音もオーケストラとソロの音をくっきりと分けて聞かせる。

バソンやフルート協奏曲など、ほかにもさまざまな協奏曲がその後に続き、ヴィヴァルディという作曲家の才能を味わわせてくれる。特有の哀愁を持つ『ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調』RV540も聞き所。

いまでは、このアルバムを含めた全七枚の『Stravaganza-55 Concertos』が安く手に入るので、そちらを買うといいだろう。

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