彼らの録音は『四季』以外ほとんど知られていなかった大作曲家、ヴィヴァルディの真価を世に知らしめたものとして名高い。
RV271の『恋人』は夏の恋の喜びと平和を歌った曲で、『四季』と同じ頃に書かれた。ヴァイオリンのSimon Standageの演奏もすばらししく。録音もオーケストラとソロの音をくっきりと分けて聞かせる。
バソンやフルート協奏曲など、ほかにもさまざまな協奏曲がその後に続き、ヴィヴァルディという作曲家の才能を味わわせてくれる。特有の哀愁を持つ『ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調』RV540も聞き所。
いまでは、このアルバムを含めた全七枚の『Stravaganza-55 Concertos』が安く手に入るので、そちらを買うといいだろう。
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